「蜘蛛の糸」といえば芥川龍之介を思い浮かべますが、キリスト教にも蜘蛛の糸の話しがあったのです。今日、教会学校で仕入れたばかりのネタだよ^^
まずは画像のクリスマスツリー。
あのクリスマスツリーの飾りには意味があったのです。
クリスマスツリーの上にある星は東の博士たちをイエスキリストに導いた星です。
で、リンゴが飾ってありますね。あれはアダムとイヴが食べたリンゴです。
画像にはないけど天使が飾ってあれば、羊飼いに現れた天使です。
そしてクリスマスツリーを巻いているモール。こいつが蜘蛛の糸なのです。
で、ここからがイエス・キリストと蜘蛛の糸のお話し。
シリヤに伝わる伝説です。マタイによる福音書・連続説教 108より引用
ヘロデ王の手を逃れてエジプトに向かって旅立ったヨセフとマリヤと幼いイエス様でしたが、その旅の途中、夜を過ごすために小さな洞穴に入りました。
そこには1匹のクモがいました。
寒い夜、クモはこう思いました。
「幼いイエス様が風邪をひかないようにしなければならない」。
そこで、クモは洞穴の入口にくもの巣を張ったのです。
そんなことで寒さをしのげるわけではありませんが、クモはそんなことはおかまいなし。
イエス様のために、自分のできることをしたのです。
真夜中のこと、ヘロデの兵隊がイエス様を追って、その洞穴までやって来ました。
もう絶体絶命です。
ところが、兵隊はこう言ったのです。
「この洞穴にはクモの巣が張っている。中に人がいるはずはない」。
こうして兵隊たちは別のところへ行ってしまいました。
洞穴の入口には夜露をいっぱいにたたえたクモの巣が月の光の中でピカピカと輝いていました。
クリスマスツリーに掛けられる銀のモールや金のモールは、この時のクモの糸を表わしていると言われます。
明日はクリスマス・イヴ、こちらは仕事で夜空の下に立っていますが、良きクリスマスをお迎えください。