まぁ入稿データのチェックをしてドブまで塗り足しが伸びていないデータはよくあることなのです。
で、断裁時に白が出ないように塗り足しを伸ばすのはいいのですが、それだけでは50点。どういうことかというとこういうことなのです。
青部分がデザイナーがイメージした仕上がり。で、断裁時にズレて赤部分。
左上の絵柄がドブの塗り足しまで伸びていたとしても、右下(仕上がりから1mm)に文字があったとしたら、その部分は切れてしまうのです。実際問題、名刺の断裁で3mmズレることはほとんどありませんが、入稿データをチェックして仕上がりから1-2mmのところに文字を配置しているデータが多いのです。
「塗り足し」というのは断裁で3mmズレたとしても白が出ないようにすることなのですが、裏返して言えば仕上がりから内側に3mm食い込むこともありえるということ。
安全線=仕上がり寸法-6mm
の公式が出てきます。すみません、分かってる方はスルーしてください。
で、よくありがちなのがコレ!
ならばこれ↓ならOK?
興味のある方は中綴じの本を解体して寸法を測ってください。
出力前に、よくやっていた作業がこの修正でした。紙厚によっても違いますが16ページ1折で2折目からは1mmずつ内側に食い込ませたような記憶があります。で、デザイン的にどうにもならない時は修正せずそのまま。案の定、文字が切れて店頭に並んでました。今日のネタはそんな思い出話でした。ごめんなさい。
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