2010年10月12日火曜日

記念誌をつくるにあたり

来年、アチキのいる教会が50周年を迎えます。
で、50周年記念誌なるものを発行する予定です。
印刷業界にいたこともあって委員会のアドバイザーとして参加してます。
一般の方はこう考えているのか。。。と、感慨深いものがありましたので、メモ。

委員会から出された判型はA4横組(どうしてもというわけではない)。

理由を訊いたところ、
B5よりA4の方が大きいから文字が多く入り、結果、紙の節約→経費削減になる。

。。。まずページ数から説明しました。32pと30pでは30ページの方が安く上がるイメージがあります。ところが実際は逆です。 ここから先は分かっている人はスルーしてください。
32pですと16頁2折です。ところが30pですと16頁1折+8頁1折+4頁1折+2頁(ペラ)となります。
印刷機にかける版は付け合せをしても30ページの方が多いのです。

で、印刷会社は印刷機にかける台ごとに価格を決めています。
製本会社も台ごとに計算しています。30ページですと単頁(ペラ)がありますので中綴じはできません。中綴じ仕様の場合は別途、糊付けする工程が発生します。
ですから中途半端なページ数の場合は、後ろにメモ用の白ページを入れ16の倍数にした方が安く上がるのです。


次に判型。A4にするかB5にするかです。
異論のある方もいると思いますが、自分はこう説明しました。
見せるならば、判型は大きい方がいい。読ませるならば、判型は小さい方がいい。個人的には新書の大きさが一番読みやすい。
一同、深く頷きB5に決定!
タテ組みかヨコ組みか、なのですが、個人的には記念誌はタテ組みにしたかったんです。しかし、欧文がある場合、ヨコ組みの方が読みやすいということになりました。。。


そしてデザイン。統一するか否か。
毎月、教会の月報を編集してます。入稿データは様々です。プリンタから打ち出された原稿。手書き完成原稿。メールにてdoc添付もしくはテキスト添付。バラバラです。
で、横着なアチキはプリンタから打ち出された原稿&手書き完成原稿&docはそのまま使用してます。
こちらでfont、級数、行間を決めるのはテキストのみが支給された時のみです。
結果どうなるか。パッと見の段階で原稿の区切りが分かる、メリハリがでる(結果オーライ)。
記念誌も数パターン用意しメリハリを出したかったのですが、統一感を出した方が良いという意見に押されました。

意外だったのが級数と行間。
過去の月報から読みやすい大きさと行間を選んでいただきました。
級数は11pt(約15.5級)、行間12.75(約18級)アキ。
行間が空きすぎかな?と思ったのですが、ユニバーサルデザインで行間は本文と同じかそれ以上。と薦めていたことを思い出す。


さて、使用アプリをどうするか? 
自腹を切ってパソ編を購入するかオープンソースのScribusを使用するか思案中。InDesignを買う余裕はないんです(涙

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