2010年2月24日水曜日

報道写真の画像修整の線引き

24時間当務を終え、勤務先でスポーツ紙に目を通す。

2月24日スポニチ2面にある金姸兒(ヨナ)の写真が加工してある。
フィギアの回転ジャンプの画像なのだが、スピード感を出すために人物の境界部分を意図的に流している。クレジットは(AP)。
AP通信社が配信する前に加工したのだろうか? それともスポニチが受信後、加工したのかは定かではない。

こういった画像処理は今や当たり前に行われているのだろうか? 注意力がないためか今日初めて目にして、かなりのショックを受けた。

Photoshop等で加工したものを報道紙面に掲載することに抵抗感がなかったのか?という疑問が湧く。
まぁ、赤目修正とかゴミ取り、レベル補正、切り抜きやトリミングを加工といえば加工とも言えなくもないのだが。。。

読者の観点から、新聞は「事実を報道するものであって捏造はあってはならぬもの」という意識がある。
「スピード感を出すため」の処理が捏造だとまで言わないが、その処理が紙面構成の上でどうしても必要だったのか?と問いたい。

Photosop等の加工合成技術が格段に進歩してきたがゆえに、掲載写真は手を加えたものであるということを読者に知らせてはならないと思う。

読者が(おぉ! この写真、上手く合成してるなぁ~!)という思いを抱かせて、報道に対する信頼感が増すとは到底思えない。
ただし、東スポは独自路線を歩んでいるからあれはあれでよろしゅうおまっ。

Photoshop CS5なんて目じゃなくね?落書きからそれっぽい写真を合成する『Photosketch』がやばすぎる件・・・
↑こういう技術がこれから当たり前になってくるだけに、あえて手を加えないことの重要性が問われてくる気がする。


で、全然関係ないけど、女子カーリングに悶えています。
真正面から真剣な眼差しで見つめられて、オジさんはKO寸前です。
大股開きの女子フィギアやビーチバレーなんか目じゃありません。

0 件のコメント: