2010年1月31日日曜日

喰いついたアプリと感動シェアの必要性

三階ラボさんが作られた壁紙カレンダーがかなりいい感じなんてエントリーが上がってまして、早速ダウンロードしたものの。。。

この壁紙カレンダー、土日がつながっているんです。違和感ありすぎ・・・。
そしてスケジュールを書き込みたくても書き込めません(当然!)

ここに来て初めて気付く。
カレンダーアプリを起動項目に入れればいいだけの話ではないか。。。

早速、舞暦 -Maica-をダウンロードして使ってます(^^;

少し想像力を働かせれば分かりそうなものですが、脊髄反射的に喰いついてしまうところが自分の欠点。ガッツクとも云う。まぁ根がスケベなものですから(^^;A

いくつか喰い付いて便利だなぁ~と思ったのが
Taberareloo
Rappazubon


昨日は文字研究会の第4回ワークショップ:文字―言語生活のなかの文字―/第1回研究会がありましたが、勤務シフトの関係で参加できませんでした。
あかつきさん築竹な日々のレポを読ませていただきました。
レポ上げ、ありがとうございます。

明日は阿佐ケ谷ロフトA「2010年代の「出版」を考える」イベントがあります。

詳細なレポートってホント助かります。
で、今まで読んだレポの中では、あかねさんの「スクリーントレンドセミナー2009夏-技術セッション-」がピカイチですね。これはDTP Booster09に参加した誰もが納得されると思います。

関連して、あさうすさんが月平均で何冊の本を購入しますか?のアンケートをやられてますが、
「新入生」に示すべきは、ブックリストなんかじゃなくて、余命60年として、月1冊なら720冊、週1冊なら3120冊しか一生のうちに読めないという事実(そして大学生の8割は月に3冊も読まないし、社会人にいたっては年に3冊も読まないという事実)。
なんて発言をTumblrで読みまして、人間の限界を感じました。というか、シェアする能力の必要性をつくづく感じます。誰もがセミナーや良書に巡り合うわけではないのです。となると、その感動を漏らすことなく正確にblogなどで伝える能力が必要とされるわけです。もしくは読む側が問題意識を持ち想像力を働かせ、ある意味(超能力者)などと評される解釈力が必要とされるわけです。まぁ、そんなことを感じました。
で、このアンケート。多分、新書を対象にしたものと解釈しまして「0~1冊」に投票しました。昨年はブックオフがメインでしたから。。。orz

2010年1月28日木曜日

プリントパックってすごい?

寺のプリントパックってすごいですねを読んでレスを付けようと思ったのだが、下手すれば名誉毀損で訴えられかねないだけに、こちらで(^^;



まだテレビCMは観てないのですが、リンク先の動画を観ての感想。
(破産した某社に似ているなぁ~。。。)が正直なところ。
テレビCMをバンバン流した後に破産したのを思い出します。
売上高:56億円(2009年3月期)、42億円(2008年3月期)、27億円(2007年3月期)、15億円(2006年3月期)、7億円(2005年3月期)

確かに売り上げは伸びてますけど、テレビCMを打つほど利益が上がっているのでしょうか? 
印刷通販会社で働いたことはないのですが、素人のデータを受け取る比率が高く、腐ったデータを出力データに修正するのに四苦八苦というイメージがあるのです。
デザイン会社の作成したデータでもそのまま出力できるものが少なかっただけにそんな疑問が湧いてきました。
データチェック&修正はしてないのでしょうか? してないなら納得できますが、チェック→不良箇所の報告だけでも結構、時間をとられるだけに採算割れするのでは?と思ってしまいました。

そういえば昔、読んだ雑誌で「印刷会社のオーバークオリティ、云々」が書かれていた記事を思い出しました。顧客がそこまで望んでいないのに印刷会社はそこまでやる、といった内容だったような気がします。
100社の取引先があって、そのうちの1社からクレームがくると残りの99社の仕事もクレーム先のレベルに引き上げることはよくあります。以前いた会社全てがそうでした。
結局、そのオーバークオリティは価格に反映されます。
反映されなければ従業員の給与が削られます。
とにかく安さを求めている所にはオーバークオリティは不要なだけです。

制作側責任のPDFで依頼→手を加えず出力、印刷

といった流れなのでしょうか? ならば納得です。
けれどプリントパック価格を引き合いに出されて、チェック&修正までやらされたのでは印刷会社は立ち行かなくなってしまいます。
オフ会でお会いするあの方にその辺のことを詳しく訊いてみたいと思うのであります。

2010年1月26日火曜日

ブラウザによる改行コードの違いとか


改行の研究に足を踏み入れ、ポチっと押したら22字が表示されるはずが21字と表示された。
ちとググったらOS、ブラウザによってJavaScriptの改行コードが違うのね。
DTPだけやってるとWinはCR+LF、MacはCR、LinuxはLFと機械的に覚えてただけに。。。ちなみにChromeの改行はLFです。

なぜかGoogleの検索結果サマリーが文字化けを思い出したのでメモ。
これはUTF-8とShift_JISによる文字化けでした。以前はこのサイトで文字化けを修復なんぞをしてました。
VectorにCharsetConverterがありやしたのでちと試したところ、拡張子をつけると元に戻るのね。

↓「お問合せ・所在地」の文字をUTF-8に変換したファイル

で、拡張子.txtを付けて開くと


で、3/6は「イライラ・ストレス」解消のOFF会に出かけます。今から指折り数えて待ってます^^

2010年1月21日木曜日

記憶を辿りダラダラとBooster010の感想

あかつき@おばなさんと倉田タカシさん(共にマイミクさん)がAppleStoreでパネラーをやられるので、「枯れ木も山の賑わいと」いうことで応援参加してきやした。

会場一番乗りはアチキ。気分いいです^^


座った席は前2列目ほぼ中央。右隣は美人。空いている左隣にどんな美人が来るのかと期待してましたら、やもさんが。。。美女と野獣に挟まれてのセミナー聴講となりやした。

セミナー内容は他の方々があげられてますので、感想のみメモメモ。

「少しだけ作業を効率化できる(かもしれない)Illustratorの便利技」 尾花 暁
↓以下の2点が忘却の彼方にありましたのでメモ
・Illustratorには「collect for output」という、ドキュメントと配置画像を収集するスクリプトがVer.10の頃から付属しています
・CS2のEPS画像の水平線問題はCS3以降では解消されています
で、復習のメモ(後でもう一度読む)↓
  Illustrator CS/CS2でEPS画像が分割されるトラブル
  IllustratorをInDesignに貼り込むと水平線はどうなる

グラフィックスタイルをスウォッチ代わりに使って着色する
あかつきさんのblogにも以前あげられてたのですが、手を動かすことなく読んだだけ。それも想像力を働かせることなく。。。これがあるからセミナー出席は再発見があるんだよなぁ~。

Bridgeは使う気になれなかった。。。何か探すのが面倒なんだよね。

デモのショートカット
▪カラーパレットの数値を変更する際(スライド)に、shiftキーを組み合わせる
→カラーバランスを維持して濃度を変更
▪各パレットに数値を直接入力した時にshiftキーを押す
→入力値確定後に項目をハイライト
(タブキーで次の項目へ移動)
▪オブジェクト描画中にspaceキーを押しながらドラッグ
→オブジェクトを移動
▪スターツール・多角形ツールで、多角形を描画する際に↑キー・↓キーを押す
→頂点の追加/削除
option or shiftキーを押すことによって発見ができる。←分かってはいるのだが、やらんのです。


「とんちでのりきるイラレ術 - スクリプト、やってみませんか?」 倉田タカシ
倉田さんは「Illustrator 10 自動化作戦 with JavaScript」と出会いスクリプトを始められたのですが、今この本は絶版です。で、入門書の紹介を期待していたのですが、、、お薦め本の紹介はありませんでした。。。

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
・InDesign CS3自動化作戦 with JavaScript

で、上記の本は初心者向きなのでしょうか? 金欠だけに真剣に悩んでます。実は、、、過去にもチャレンジして投げ出しているのです。Perlを勉強した際にも一番役立ったのがMACLIFEでのせうぞーさんの連載でした。せうぞーさんの書かれた解説はホント分かりやすい! せうぞーさん、たけうちとおるさん、かみせとさん、倉田さんなどDTPに従事している方が入門書を出してくれればといつも思っておるのです。

で、感じたのがスクリプトをものにできるコツはバカになること。
倉田さん自身、イラレバカを自称してます。文字入力からイラレでやってしまいます。効率は二の次です。イラレをしゃぶり尽くすといった感じです。

Tipsやスクリプトは制約という回り道の中から生まれる――そんな感じでした。

関連してこんなこともふと思い出した。
688 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/12/27(日) 17:02:54.87 0 ID:
日本人は勤勉だから
エクセルブックのこっちからこっちへ一日かけて手で入力しなおします
一方ロシアはマクロを使った

697 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/12/27(日) 18:18:09.09 0 ID:
»688
アメリカで3年働いていたとき思ったんだが
20行以上の入力があるとアメリカ人はマクロ作るか
システム屋に自動化を命じる

帰国したらみんな100行以内なら手で打ったほうが早いって言ってる

700 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2009/12/27(日) 21:44:57.16 0 ID:
20行で済んでるうちに自動化しておけば
ある日突然データが10倍になってもすぐ対応できる
大トリは鷹野さん。小4の可愛い娘さんの写真を紹介してましたが、小6のウチの娘の方がもっと可愛いぞ^^
ライヴ三兄弟とKuler、勉強になりました。いつ見てもしゃべりは上手いわ。

最後にAdobeの岩本さんが謝罪に来られてましたが、驚いたことに会場でCS2、CSを使っている人は少数!
時代は自分の想像以上に早く過ぎている。。。

2010年1月15日金曜日

悩ましいLFとCR

Acrobat 8.2アップデートに伴う不具合で大騒ぎになってます。奥さん、事件ですよ!

アップデートしたらCSが起動できなくなった!
Acrobat 8.2アップデートでInDesign CS、CS2が起動できない! / ぴー

lcs_kawamuraの開発記録を読むと原因はCR(0x0d)と書くべきところをLF(0x0a)にしたようだ。

で、思い出したのが異体字のテキストエディタでの入力
(1)すべての異体字を置換するには、Indesignの仕様上タグ付きテキストでの置換が必要なので、タグ付きテキストを介して置換するスクリプトを設計しました。
(2)タグ付きテキストを書き出す際、ユニコードを指定すると、タグ付きテキストはUTF-16LE(リトルエンディアン)・改行コードLFで書き出されました。
(3)書き出したタグ付きテキストを、read()とwrite()を使用して読み込ませ、該当文字を置換後書き出しました。ここでタグ付きテキストの配置には条件があり 、「UTF16BE(ビッグエンディアン)でCR改行」か「UTF16LEでLF改行」でなければならないようです。しかし、write()のencodingで"UTF -16"、"UTF-16LE"を指定すると、データ中の改行コードのLFがCRに変わってしまい、条件を満たせずエラーとなって配置できませんでした。
(4)このため、encodingを"UTF-16BE"とし、タグ付きテキストを「UTF16BEでCR改行」で書き出し配置できるデータにしました。

ということですね。
関わってくる2系統の仕様があります。これらは、Macの歴史ですね。
(1)CPUの処理するデータの並び。
 旧Mac---モトローラとPowerPCのCPU---BE(ビッグエンディアン)
 新IntelMac---Intel系CPU---LE(リトルエンディアン)
(2)改行コード
 OS9まで---CR
 OSX---LF
これらが絡んで、互換性のためにwrite()の"UTF-16"指定ではUTF-16LE・改行コードCRで書き出すようになっているということなんですかね?エンコー ドにunicodeを指定したタグ付きテキスト書き出しでは UTF-16LE・改行コードLFで書き出されるのに?
ううむ納得できない。これはIndesignMac版の内部的な自己矛盾では?
まるで、スクリプト中ではタグ付きテキストの読み書きをすることは想定していないような…。Adobe様、こんなこと、どっかにきちんと文書化しておいてよ〜。ユーザーが 試してみないとわからないというのは…。

2010年1月12日火曜日

Apple Store 銀座のイベント

DTP Boosterの日時を1週間勘違いしてしまった記録。

24時間勤務明けの後、小雨降る中サウナニュー大塚に向かう。1000円でサウナと仮眠が取れるのが嬉しい。昼間、ヒマをつぶすには結構いい場所かも知れません。

夕方に起きて銀座に向かい、A12出口前にある「アップルストア銀座」に入ったのだが、本日のイベントは

DVJ BUZZ TV #9:ハリウッドフィーチャーフィルムが世界でヒットする理由/売れる脚本、売れない脚本
6:30 pm - 8:00 pm
ハリウッド映画が世界的にヒットする理由を、ロサンゼルス在住20年の脚本家、田中靖彦氏が解説します。実際の脚本を題材にハリウッド流脚本テクニックを多角的に分析。また“旅の地図”という概念に基づく売れる脚本づくりのヒントもご提供します。映画やストーリー制作に興味のある方は、ぜひご参加ください。
ここで日時を間違えたことに気付く。。。でも、何かオモシロそうだから参加してみた。

以下はメモから
・ハリウッドでは1970年代から「脚本論」がある。
・ストーリーテリング(脚本)術の基礎はゲーム、CMなど様々な分野で使われている。
・人に物語を話す行為(アクション)はテクニックである→訓練して上達できる。
・共通の言語でデベロップ→業界の発達につながる。
・物語をデベロップしてこそ業界が伸びていく。
・シナリオは米国では「スクリーンプレイ」と呼ぶ。
・脚本を設計図として分業して仕事している。
・ルールが決まっている。
・脚本は「時間に制約された文学」。
・1分間に脚本1ページ。
・時間をケアする技術が必要(1秒間に24コマ、クランクダウンされる)。
・1ページの脚本を8分割する(半分にして、また半分、そのまた半分の時間)。
・基本フォーマットは存在する。

例えば、夕飯の時に家族に今日起きた出来事を話す。
面白かったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと。何でもいい。
で、そこには「誰が、どうして、どうなった」というストーリーが存在する。
けれど自分が出会ったそれらの出来事を相手に伝え切れているだろうか?
伝えきれていないければ、テクニックの部分を怠っている。

講師は脚本のメディカルチェック(分析)を生業としている。
かなり面白い話だった。語り方は鷹野さんに似ていた。

話のほとんどはシド・フィードの基本フォーマットの説明に費やされた。
時間配分1:2:1の法則
 Act1 状況設定 p01-30(主人公の日常紹介、プレミス)
      Plot point 1
 Act2 葛藤、討論 p30-90(様々な障害とぶつかる非日常)mid point
      Plot point 2
 Act3 解決   p90-120(プレミスが証明されたか、されなかったか?)

Act 2は「Call to Adventure」なのだが、Act 2の後半から視聴者は飽き始めるため、ブースターロケットが用意されている。映画「タイタニック」で船が沈む場面がここにきている(3/4あたり)。

そして「誰が、どうして、どうなった」がAct1、2、3である。

たまには別な世界を覗いて見るのも面白い^^

2010年1月10日日曜日

情報格差について

あさうすさんがセミナー格差社会というエントリーをあげておられました。その中で都市部と地方の情報格差に触れられてました。
で、地方の人は(いいなぁ~、東京や名古屋の人は面白いセミナーが受けられて)と思うかも知れませんが、都市部在住のDTP従事者の誰もが受けられるのではないのです。

自分もblogにセミナー出席の感想なぞを何度か挙げましたが、皮肉なことにセミナーに出席できるようになったのはDTP業界を離れてからなのです。
業界に従事している人はお分かりかと思いますが、この業界、一番忙しくなる時間帯が夕方からです(DTP Boosterへの参加が難しい)。で、納期によっては土日は関係ありません(事前予約必要なセミナーは難しい)。業界の繁忙期にあたる2月にPAGE(会社が許可しないと無理)。誰もがセミナーに参加できるわけではないのです。

で、職場によってはネット接続禁止!のところもあるのです。

ひたすら生産性を上げるためにタテ割りの単調な作業の繰り返しを強いる職場が多くあります。PAGE2008のコンセプトは「シナジー:タテ割からヨコ串に」でした。DTPというものが従来の「デザイン、写植、版下、製版」の統合なのですから、そのDTPをタテ割で行うことに無理があるのです。

聖書に「新しい葡萄酒は新しい皮袋に」の言葉があります。「新しい葡萄酒を古い皮袋に入れると裂けて破れてしまうでしょう」とも言っています。DTPはヨコ串の組織でないと無理なのです。

個人的に「情報格差」がもの凄い勢いで進んでいることを感じてます。自分がblogを始めたのも恐るべきこの勢いから取り残されないようにとのためです。

ネットというツールによって伸びるものはますます伸び、取り残されたものは取り残されたままです。営業部門とDTP部門のITリテラシーの格差を感じたことはないでしょうか? 20-10年前にあった差とは比べようもないくらい開いています。そしてそれはDTP部門の中でも開いています。で、その部門の理解できる方がセミナーに参加すれば良いのですが、管理職という立場から参加したという年配の方も見受けられました。理解できたのでしょうか?

情報格差は都市部・地方といった地理的な要因ではなく、タテ割の旧態依然の組織に原因があると思ってます。思い切って製造部門と営業部門の入れ替えをやらなければ、この格差は埋まらないのでは?と思ってます。


と、怒りをぶちまけた後で、、、
PAGE2010に食指は動かなかったのですが、たけうちとおるさんのセミナー(2月4日(木)15:15〜16:15)があるので参加する気になりやした。

で、参加したくてもシフトの関係で参加できなかったイベントが
2010 2.1(月)阿佐ケ谷ロフトA「2010年代の「出版」 を考える」イベント
どなたか参加しましたら、blogにてレポあげよろしくです。

2010年1月5日火曜日

日本語組版について思ふこと

デザインの現場「これ、誰がデザインしたの?」 : 欧文組版に以下の例が挙げられ、上のほうはワードスペースが開きすぎ、下のほうは行末の長い短いの差がありすぎなんて答えがありやした。

個人的には下でもOKだと思うのですが、箱組みの美しさにこだわる人には許せない組版なのでしょうね。で、箱組みにこだわって、それなりに美しく見せるには字間を開けるか、responsibleやproportionsをres-ponsibleやpro-portionsにして改行するしかないわけです。まぁ、これとて個人の好みなのですが。。。

英語はからっきしなのですが、読みやすさの観点から欧文組版は日本語組版より良くできてるなとつねづね感じてます。と言うのも文節で行末処理されているからです。res-ponsibleになることはあってもresp-onsibleになることはないでしょう。
ところが、日本語組版では文節で行末処理されることなく、読み違えが多々発生し読むリズムを崩されてしまうんです。著者の方もリズム感を持って書かれている文は、読む側もリズム感を持って読みます。ところが、行末に読み違えるような字がくるとリズム感が崩れてしまいます。ページをめくるとなるとなおさらです。リズムが崩れるだけでなく意図しないことさえ起こりうるのです。以下は幼稚園の作文集にある息子文章とします。

下品な例で  ヾ(_ _。)ゴメン。。。。

で、話を続けます。読んでいる側は無意識の内に行末に「ひと呼吸」を入れます(自分はそうです)。改ページでめくるときはなおさらです。

いい例がすぐには浮かばないのですが代表的なのが「は」です。「は」と読むか「わ」と読むかは前後にかかってきます。「は」と読むべきところを「わ」と読んでしまうと、読み違えに気づき前の行に戻って読み直したことはないでしょうか?(自分はよくあります)。
彼はにかみ屋さんだから(云々)の文が、彼は(行末改行)にかみ屋さんだから(云々)となれば、誰しも「カレワ」と読むのではないでしょうか? この場合の最適解は、彼(行末改行)はにかみ屋さんだから(云々)ではないでしょうか? 

デザインの基本は読みやすさ、伝わりやすさです。組版の基本も同じです。読み違えることのないよう文節が行末にくる組版が基本だと思うのです。そうは感じてはいても末端オペレータではどうしようもなく、こういったこだわりを持った編集者の仕事をしたいとつねづね思っていたのですが、出会うことはありませんでした。

今後の出没予定地
1/19はDTP Booster010
2/6は第21回「日本語の文字と組版を考える会を振り返る」
ともに24時間勤務明けなのでオフ会には参加できないと思いますが、お会いする方々よろしくです。

2010年1月1日金曜日

吉兆か凶兆か? 元旦月食




あけましておめでとうございます <(_ _)>
と10人くらいの読者に挨拶してみる。
写真はMNS産経ニュースから無断拝借。


以下はMNS産経ニュース
 年が明けた1日未明、東京都心など各地で部分月食が観測された。輝く満月の左下が少しずつ欠け、神秘的な光景が映し出された。元日に月食が観測されたのは史上初という。
 午前4時前ごろから欠け始めた月は、4時22分ごろ、全体の8%程度が欠けた状態になった。
 月食は、太陽の光を反射して輝く月が、地球の影で欠けて見える現象。現在の太陽暦が採用される明治以前は太陰暦で、月が見えない新月を各月の1日としていたので、月食もなかった。


元旦は警備で寒空のもと迎え、元旦月食を眺めるという貴重な体験をしました。
午前3時50分に立哨交代した時に満月は欠けてました。
そのまま4時50分まで欠けたままでした。
ほぼ部分月食の時間帯に立哨していたことになります。

元旦の月食は日本観測史上初だといいますから、珍しいことは確かなのですが、はて?これは吉兆なのか凶兆なのかと思いめぐらせております。
満月には不思議なエネルギーがあり、マイミクさんなどは満月に向かってお財布をフリフリしたら臨時収入があったv(^^ なんて話があがってました。でも月食の時にそれをしたら臨時出費が発生するのでは?などと思ってます。思い起こせば12年前、おやぢ狩りにあったのは満月の時でした。

さて、元旦月食のエネルギーをたっぷり浴びた自分にどんな一年が待っているのでしょうか? とても楽しみな自分です。
このblogタイトルで察している方もおられると思いますが、このblog、團伊玖磨さんの「パイプのけむり」を目指してます。全27巻ですから、毎年blogタイトルを替えても追いつくまであと25年かかります。あと25年、現役でDTPを続けられれば幸いです。ではまた。