2009年12月30日水曜日

久しぶりにコピペで覚書

【Tumblrまとめ】というのを前のblogでやってましたけど、まとめるのが面倒になったんで「はてなブックマーク」に移りました。結構というかすっげぇー便利です。なんで今まで使わなかったのか後悔するくらいです。ただタグ付けに頭を使うのが難点なのよねぇ~。で、Tumblrからはてブに移る間の巡回ログをちと整理。

InDesign / Illustrator_テキスト編集状態から抜け出す
テキスト編集状態でescを押すと編集状態をぬけだして、テキストフレームを選択状態になる。

透明と画像のリンク、Illustrator 9と10の違い
リンク画像についてはIllustratorのバージョンによっと異なる。簡単に言うと

Illustrator 9
Illustrator 10
Illustrator CS以降

でPDF保存時の処理方法が違っているのである。Illustrator CS以降は、IllustratorはInDesignのようにEPS画像に透明効果を適用していても、レイアウトを維持したままPDFとして保存できるようになった。透明効果を画像にダイレクトに指示せずに、フォームオブジェクトという形式でモニタ表示やプリント時に適用する形式に変更したからである。PDF保存時には、透明効果は処理されず、画像の埋め込みだけが行われる。そのためにEPS画像上に透明があっても、正しく処理されるようになったのである。

 Illustrator 9と10では、透明効果はダイレクトに画像に適用される。EPS画像の埋め込みと透明効果のPDF化を同時におこなうと、透明効果はキャンセルされる。9と10の処理は同じではない。Illustrator 9はEPSもPSDもリンク画像に透明があると、透明はキャンセルされるのだが、10ではEPSだけ、PSDはリンクされていても、透明効果は維持されるのである。

 今回、もう一度このあたりを調べていて気が付いたのは、Illustrator 10でのPSDリンク画像の処理であった。いままでは10ではPSDリンク画像の場合は、そのまま正しく埋め込みされると思っていたが、実はそうではなかったのだ。PSDであっても、透明が反映されるときと反映されないときがあるのだ。

OmniGraffleは、AppleScriptを使う人にとって神アプリかも
カンバスに描いた図形を右クリックして、「別形式でコピー」→「AppleScript」を選ぶと、その図形を描くためのAppleScriptのコードがクリップボードに出力されるのだ!
これっ、Illustratorにも実装して欲しい。

本のサイズ(判型)と本の種類
いつまで経っても全部暗記できない。

InDesignではテキストボックスをコピーして目次を作成するな
目次機能は使ったことない。製作に戻りたいのぉ~~

Illustrator(イラストレーター)で不透明マスクの調整
不透明マスクを調整するとき、私は不透明マスクの解除をして調整していましたが、解除しなくても調整できる方法がヘルプに載っていました。
不透明マスクを編集するにはサムネール右の「クリックまたはAltキーを押しながらクリックして不透明マスクを編集」という個所をクリックします。
これでマスクを解除することなく、不透明マスクを編集できます。
Altキーを押しながらクリックするとグラデーションのマスクを可視できます。

Acrobat 9 Proだけで構築する ノウハウ不要のPDFワークフロー
フィックスアップで出力機に依存しないPDFに変換します。
昨日のネタ(CS4のAcrobat 9のエンジンで書き出されるPDF(Adobe PDF Library 9.0)が完全にお手上げ)はこのフィックスアップでなんとかなるんじゃないかと思ったり。でも29400円は警備員には出せません。

リンクの自動修復
JavaScriptなら
var my_doc = app.activeDocument;
var my_image = my_doc.allGraphics;

for (var i = 0; i< my_image.length; i++) {
my_image[i].itemLink.update();
}

AppleScriptなら
tell application "Adobe InDesign CS3"
tell document 1
repeat with i in all graphics
update item link of i
end repeat
end tell
end tell

ドットゲインカーブ
スミ版だけ出したら会社名だけがK60%になる。
元データを修正するには約400ファイルあるので、時間が掛かりすぎ!

さて、どうする??? 閃きました!

RIPのドットゲインカーブを60%→100%にして出力。
熟知してるからこそ閃くのだと思う。

グレースケール画像のPDF変換
「ポストスクリプトカラー管理」にチェックが入っていたのが原因だと推測されるが、課題に絡んでくるだけにメモ。
試しにeps保存前のイラレデータに対して、イラレCS2のフィルターメニュー「カラー~グレースケールに変換」を画像に対して行い、別名でeps保存~ディスティラーをかけたところ、スミ版のみのPDFデータが作成されました。
↑だと「ポストスクリプトカラー管理」にチェックが外れるのか?に興味が湧く。

画像のクリッピングパスをもう一方の同じファイル名の画像にコピーするAppleScript
たけうちとおるさんのサイトにそのまんまの機能のAppleScript

濁点リンクリセット
InDesign CS2 のドキュメントを Macから Winに移動すると、濁点・半濁点のついた文字を名前に使用した配置ファイルのリンクが切れたのを修正し、再びリンクし直してくれるツール。
DTP宝箱には他にも優れものがあります^^


しかし、閲覧サイトほぼ全てにブックマ付けるというのは犬のマーキングと大して変わらんな。まぁ慣れれば必要箇所に絞ると思うのだが、この調子ではいずれ【はてなブックマーク】まとめで上げるようになってしまう。

2009年12月29日火曜日

PDF入稿についてアレコレ

あかつき@おばなさんの【PDF入稿】DTP Booster 009を前に… を読んでからずっと気になってました。
幸か不幸か、過去の派遣先は比較的最近の出力環境だったためPDFによるトラブルにあまり遭遇しなかった。遭遇しても社員の方がやってたし。。。

で、巡回先のblogが引っかかった。
 あと今年めだった流れとしては、クライアント社内で制作したMac・Windowsデータでの入稿があります。ここ最近構築したのか皆最新型のCS4データでの入稿でした。これに対応するために急遽CS4を導入しましたが、正直みな使い慣れたCS2で作業し、CS4は変換用にしか使っていないのが現状です。
 原因はいくつかあり、(1)オペレータの高年齢化 (2)セッターのシステムがCS2ですでに対応限界 (3)PCの性能がCS4ではキツイ などがあります。
 特に(2)はCS4のAcrobat 9のエンジンで書き出されるPDF(Adobe PDF Library 9.0)が完全にお手上げで、InDesign CS2にPDFを貼り、InDesign CS2のPDF書き出し機能を使ってAdobe PDF Library 7.0に上書き保存したものを使っています。
 この古いセッターの面白い点は、余所の出力会社では原因不明のエラーが出ることで嫌がられる〈InDesignのPDF書き出し機能>で作ったPDFでも問題を起さないことです。外注に印刷用PDFをデータ出稿するときは、InDesign→PS書き出し→Acrobat Distiller→PDFという手順を踏んで、PDFデータを作成しているので結構楽だったりします。

どの会社のどのバージョンのRIPなのか判明しないのですが、こういった情報ってすごく大事だと思う。どの印刷会社も最新RIPを導入できる状況でないだけに、こういう情報をもっとオープンにして互いに情報交換をすべきだと思う。
個人的には、やはりPDF入稿は製作側と出力側の責任所在の切り分けで必要だと思ってます。
ただ最終ゲラの出力がPDFからの出力でないところが大半だっただけに、、、先は長い。。。
それにしてもオペレータの高年齢化って(^^;A  
オレを雇えよ~~~


過去のアンテナに引っかかったPDF出力トラブルをいくつか読み直してみる。
・PDF関連のエラーの一例
リンク先のblogは今はない。良質なエントリーを上げていただけに残念のひと言。

・CS3のPDF作成
m_ogawaさん、元気ですか? 雄さんのオフ会でお会いしたいです^^とTweetしてみる。にしても、、、
InDesignでは昔っから、配置されたEPS(あるいはそこに使われているフォント)の解析に失敗する、という不具合があります(CS3でどうなってるかは知りませんが)。
CS3,4ではどうなってるんですか?と質問したいです^^

で、当たり前のことなんだけどPDFって作成環境に依存するんです。
同じデータであってもOSが不安定な時は、エラーなしに不完全なPDFが出来てしまうんです。
だからPDFから最終ゲラを出力する必要があるんです。

2009年12月27日日曜日

DTPと鬱

ここ数ヶ月、mixiの方はご無沙汰。ゲームアプリを少し触ったがすぐ飽きてきた。Twitterのmixi版もイマイチ。

で、マイミクさんの日記を覗いていると「鬱が再発」なんて日記があがっていた。
自分も12年ちかく前から「鬱」になり、心療内科に通ったりしたこともあった。カウンセリングを受けたこともあるが、結局アレって当たり前のことしか言わないんだよね。(そんなことは全部分かっている! でもどうしようもないからここに来たんじゃないか!)と叫びたい気持ちを抑えたことを思い出す。薬だって効きはしなかった。そんなこともあって病院に通うことなく放置のしっぱなし。

この間、どうやって「鬱」と付き合ってきたかというと転職という形で職場環境を替えてきた。
正社員として3社、正社員になることができず派遣になってから7社渡り歩いた。
職場環境を替えると一時はしのげるが、そうそう長くは続かない。
そしてでかいミスして派遣を辞め、警備の仕事についている。
いま「鬱」はどうなったかというと、ほぼ完治。

自分の鬱症状はこうだった(多分、軽度の部類)。
朝起きると関節が痛い、高熱を持っている気がする。しかし体温を計ると平熱。
朝起きると必ずトイレで吐く。胃の中に何もなくても吐く。
とにかく絶えず疲労感に襲われていた。

警備をはじめて9ヶ月過ぎた今では、それらの症状は一度も出てきていない。
むしろ気力、体力が充実しはじめエネルギーを充電している状態。
20代の頃とはならないが30代に戻ってきている感じがする。

結局、自分の鬱は運動不足と姿勢の悪さが原因だったんだと思う。
自分なりにウォーキング、ダッシュ等をしてきたが、やはりそれだけでは足りなかったのだろう。
警備の仕事は24時間勤務のうち、12-14時間立つ。
長時間、同じ姿勢で立つということは腰に負担のかからない姿勢が自然と求められる。
背筋をピンと伸ばした姿勢だ。

これが功を奏したのだろうか、体調がメチャ良くなった。
坐骨神経痛も治りつつある。

DTPをやっているとどうしても猫背と運動不足になる。
運動不足もそうだが、猫背が「鬱」の原因になっていると思えて仕方がない。
ストレスも溜まる。
ストレス発散のために電柱を蹴りまくった結果、骨にヒビが入った。。。なんてこともあった。

猫背の矯正には整体もいいが、手軽にできるのは警備の立哨。
足を肩幅に開いて手を後ろ(ベルトあたり)に組むアレ。
この姿勢で1時間半-2時間立つ。30分の休憩を入れてまた立つ。ほぼこの繰り返し。
背筋がピンと伸び、自然と腹筋に力が入る。慣れないと肩が痛いがそこは我慢(^^

DTPはどうしても鬱になりやすい職業だけに自己管理をして欲しいと思う。
そして「鬱」って最初の頃は鬱になったことに気づかないんだよね。
病院に行ってはじめて自分が「鬱」になったという事を知った。

そうなる前に自分なりのチェック方法(単なる思いつき)。
苛立ったり、怒ったりした後に思い出してみる。
自分が小学生の時にこのことに苛立ったり、怒っただろうか?と。
些細なところから症状が出始めるから、子どもの頃を基準に計ってみる。

小学校に入学して最初に教わったのは、背筋を伸ばして座ることだった。
やっぱ大事なことだったんだ、とつくづく思う。

2009年12月22日火曜日

お勉強の続き

2010年の4月にCS5が発売されるみたいですね。
InDesign、PhotoshopともCS4は触ってませんので、Illustratorの体験版期間が終了したらこちらの体験版をダウンロード予定です。
印刷業界では新バージョンのリリース頃に(新-1)バージョンのデータ入稿が増えはじめるという現象が続いていますが、今回はどうなんでしょうね? いい加減、短期間(約2年)のバージョンUPに辟易しているんじゃないでしょうか? バグへの対処のノウハウができかけた頃に新バージョンリリースですからね。減価償却を終えて利益を生み出すはずが、version upにお付き合いしたのではいつまでたっても利益は生まれません。ましてこのデフレ経済状況下です。データを受ける方は、OS9の遺物イラレ8、Quark3.3からCS5、Quark8の入稿に対応するわけですから大変ですね(^^;

もうまともに作成されたPDF入稿をお願いするしかないのでは?と思っております。

さてと、超々初歩的な復習
・ショートカット
キーボードでパソコン操作(ショートカット応用)を読んで知ったのですが、


こういった場合、【Alt+S】→O→Sとなるんですね。今までパスを辿ってのショートカットは使ったことがありませんでした。


・破線を使ったブラシ
Illustratorの破線を思い出して、どうなっているのか?とグリグリ。


OKでした。CS3-2ではどうだったんでしょうか???


さて、半年遅れですがカワココ(イラレラボ)さんの「Illustratorで光の表現」をやってみますか^^

追記:WebセーフRGBカラーを初めて使ったw ver9から実装されてたのね。
「はじめにwebありき」の観点からデータ作成するならWebセーフRGBカラー。そんなことを思った。印刷業界の視点ではCMYKモードが当然だっただけに眼からウロコ。

再追記:楽にコピペするためにWebセーフRGBカラーにしてたのね(^^; 
RGBモードからわざわざWebセーフRGBカラーモードに切り替えて作業してたぜ。。。orz

2009年12月17日木曜日

Illustrator CS4 お勉強(復習)メモ

体験版の残り日数が16日。課題の調べ物がありますが、今は手を動かすことを優先しました。

・Illustrator Exchangeの活用(5)


これは使えるのでは?と思いダウンロードして入れましたが、こんなアラートが出てダメ。何が原因なのか分かりません。


・Illustratorでグラデーションの塗りを適用されたテキストを検索するJavaScript
こいつは正常に動作しました^^
で、文字にグラデーションがかかる原因は「テンキーのピリオド

CS4になってもショートカット編集で削除しなければならんというのもなんだなぁ~、クレームとして上がってないのか?


・illustratorでどんなフォントもスケッチフォントに変える方法
こんな感じにできました^^ でも、これって微妙な修正が入った時は面倒だな。


で、つらつらと昔のblogにコピペった記事を眺め直していたら
・不透明マスクで重要な記載を見落としていたことに気づきました。
効果のぼかし機能は解像度に依存されますが、このマスクであれば透明のぼかしも解像度に依存されません。
ラスタライズ効果設定が72ppiの入稿データが多かっただけに、効果のぼかし機能より不透明マスクを使って欲しいと思うのであります。まぁラスタライズ効果設定は600ppiあれば大丈夫だと思います。


・Illustrator(イラストレーター)でiPod shuffleを10分で描く
を見ながら作成しました(10分ではムリだった)
左側が作成したやつ、右側は画像です。
グラデーションの着色に四苦八苦。Illustrator グラデ色変更に助けられました。
【グラデーションパレット】の『カラーチップ?』にある色を適応したい場合はそのカラーチップを選んだ状態で【スポイトツール】で【Shiftキー】を押しながら欲しいカラーの部分をクリックします。
ちなみに、【Shiftキー】+【スポイトツール】でファイル内でマウスボタンを押して、そのままマウスボタンを離さずに移動しますとPC内の色々な部分の色を拾うことが出来ます
よく使う色は【スウォッチパレット】に登録しておきますが、【スウォッチ】から【カラーチップ】に適応する場合は【Shiftキー】ではなくて【Altキー】になります。ドラッグ&ドロップでも出来ます。
ライヴカラーを使えば簡単に各色のiPod shuffleが作成できるのでしょうが、それはまた後日。


・Illustrator(イラストレーター)で自由なグラフ表現(3)
これっ「効果」メニューから「3D」→「押し出し・べベル」を使うと元データの色が変わる(Blackが混じる)んですね。表面を陰影なしにすれば変わらんのですが、押し出し部分に陰影はつかんのです。むか~し使ってた懐かしのKPTはこんなことなかったと記憶してるのですが、はてさて。

2009年12月16日水曜日

難解なグレースケール

人様のTwitterを覗き見してblogに書くのもなんですが。。。(^^;A
#dtp そこら辺はMM岩手さんが…>『このグレースケールとKは別物だと掲示板で何度もあがっているのだが、その詳しい説明はまだ目にしていない。』                jdash2000さんのとこから抜粋

多分、[815]グレースケール画像のプリントについてのことだと思います。
目にしていたのですが、当時は一読して理解できなかった。。。orz  
そして忘却の彼方へ。。。
グレースケールは出力するとCMYKのK版に出力されるカラースペースですが、実はRGBの仲間(0%が真っ黒)なので、ちょっとややこしくなる場合がありますね。

例えば、PDFをAcrobat画面で表示したとき、グレースケールオブジェクトが暗く(暗部が濃く)表示されてしまうことがあります。

1. グレースケールオブジェクトは、Acrobatのオーバープリントプレビューoffのとき、グレースケールのカラープロファイル(ガンマ1.8とかドットゲイン15%とか)で表示されてしまいます。CMYKのK版の濃度とは違って表示され、ほとんどの場合、暗く表示されます。

2. ページ内にオーバープリント属性が指定されたオブジェクトが存在し、かつAcrobatのオーバープリントプレビュー表示をonにしたときには、DTP用途向けにK版としてカラーマネジメント表示されます(Readerは7以降でオーバープリントプレビュー可)。
※ページ内にオーバープリント属性が指定されたオブジェクトが含まれていないときは、オーバープリントプレビュー表示にしても暗いままです。

3. Acrobat Professional(6以降)であれば、出力プレビュー(6の場合分版プレビュー)をonにすると、ページ内のオーバープリント属性有無にかかわらず、全てのグレースケールオブジェクトはDTP用途向けにK版としてカラーマネジメント表示されます。

PDFをDTP用途に使用する場合、PDFに含まれるグレースケールオブジェクトは、校正に出した先、もしくは入稿した先のAcrobatのバージョンや設定によって、暗く見られてしまうかもしれないという可能性を含んでいますので気をつけないといけません。

PDFに含まれるグレースケールオブジェクトが(DTP的に)正しく表示されるようにするには、みんながAcrobat Professionalを使い、分版プレビューを表示した状態でPDFを確認すれば良い。・・・というのは理想的な1つの答えですが、InDesignは別な方法でPDFに含まれるグレースケールが暗く見えるのを防止してくれます。

InDesignは、可能な場合、グレースケールカラースペースオブジェクトをSeparationもしくはDeviceNのBlackカラースペースのオブジェクトに置き換えようとします。あらかじめグレースケールを置き換えることで、PDFにしたときAcrobatの画面表示はAcrobatのバージョンや設定に左右されずにCMYKのK版としてカラーマネジメント表示されるようになります。

副作用として、もともとSeparationやDeviceNカラースペースは分版出力される網点%を直接記述するためのカラースペースなので、ほとんどのAdobe純正PostScriptカラープリンタ出力では、プリンタ内部のカラーマネジメント処理を通らないで出力されてしまう(多くの場合暗く見える)という問題が発生します。

InDesignからプリントする時に「オーバープリント処理」を設定すると、グレースケールをSeparation Blackに置き換えた後、さらにもう一ひねりしてAdobe純正PostScriptカラープリンタでカラーマネジメント出力されるよう仕掛けをしてくれます。

ただし、プリント設定の「オーバープリント処理」は、あくまで(OKIさんに限らず)Adobe純正PostScriptカラープリンタで本来できない表現を可能にする(そのように見せる)機能です。透明の分割とほとんど同じようなものですから、データは重くなりがちです。PostScriptモノクロプリンタ出力、分版出力の場合、問題は発生しませんので、該当するPostScriptカラープリンタへの出力時以外は、むやみに「オーバープリント処理」をInDesignに行わせる必要はありませんので、ご注意ください。
現在、必死に理解しようと他も合わせて精読中(^^;

何かややこしいんだよね。当日のレジュメにはGrayはPDF/X-3で定義されてるし。。。
どうもこのGrayはCIEベース・カラー空間のCalGray(キャリブレーションされたグレイのこと?)のよう。
PDFでは次の種類のカラー空間を使うことができます。
(1) デバイス・カラー空間
DeviceCMYK、DeviceRGB、DeviceGray

(2) CIEベース・カラー空間
CalGray、CalRGB、Lab、ICCBased


(3)特色空間
Pattern、Indexed、Separation、DeviceN

                     PDF/Xについて (1) PDF/X-1aより

で、特色の掛け合わせ(透明)は内部でオーバープリントに変換するのだから、やっぱオーバープリント機能は必要ないのでは?と言ってみる。

2009年12月14日月曜日

Win版Illustrator CS4の画像収集

Illustrator CS4の体験版を入れてみたものの、あれっ?どこにあるの?って感じの超初心者に戻っています。
で、ちと思い出したのがCollect for Outputをまとめてみる
IllustratorCS3に付属でついている、ScriptのCollect for Outputで画像を収集した際に、ファイル名が仮に「00」「000」「0000」のファイルがあると、そのファイルの中の一点しか収集しません。
は、どうなってるのかしらん? ・・・ありました。
サンプルスクリプトを使用して配置画像を収集する方法(Illustrator CS4)

CS4から実装されたのでしょうか? CS3版を探そうとググっても見つかりませんでした。
全くもってAdobeはこの悪しき変更を元に戻す気はないのかね ケッ(`A´)y-'
大日本スクリーンさんを見習え!と声を大にして言いたい!

CS4で試してみたところ問題なく収集できました。
(タイムアウト問題の方は重たい画像を仰山貼るだけの根気がなくパスしました)
で、このVBスクリプトどうもCS3や2に持っていっても使えそうな気がします(エディタで開いて眺めただけの感想なのですが)。検証できる環境がある人は検証してください。

CS4までの画像収集ツールはとろ庵さんが
epsとai識別ツール Version 2.2を出されてます。

こっちの方が断然早いよぉ~~~!


・・・でも、ムダな検証のようでムダではなかった。
MS製品が入ってなくてもVBSって使えるんだぁ~!(←超初心者の感動)
wikiしてみる
メモ帳に書いて拡張子をvbsにするだけで動作するのねぇ~
以下のコードを適当なファイル(例えば、time.vbs)に保存し、ダブルクリックすると、現在の時刻を表示する。
MsgBox "現在の時刻は、" & Time & " です。"
ヒマな時に遊んでみましょ^^

2009年12月10日木曜日

DTP Booster 009に参加

座った席がせうぞーさんの隣。
で、3つ並んだ席の最後に女性が座る(アチキは真ん中)。
フェミニストのアチキは「せっかくですから、せうぞーさんの隣に座りませんか?」と声かけ。
女性、畏れおののく。
せうぞーさん「茶尾さん、オレの隣じゃ嫌?」

硬派じゃの~、せうぞーさん。

そして松久劇場の幕が切って落とされた。
内容は出力の手引きWebに掲載されている内容が7割。されど何度も読んだり聴いたりすることは必要な時間。

で、感想
オーバープリント
素朴な疑問として、レイアウトアプリで透明(乗算)が使えるようになった時点でオーバープリント機能は必要ないのでは?とつくづく思う。そもそもノセ(オーバープリント)の利点ってフィルムを使っていた頃の話でしょ? フィルムレスのCTPになって見当ズレで地の白が出てくるのは、よほど印刷オペレータの程度が低いか、機器が古いかのどちらかだと思う。
Blackオーバープリントは利点よりもデメリットの方が目立つ。下図のようにスミ文字にオーバープリントがかかっていると濃度が違うため、ほとんど直しが入る。ブッカケブッツケ本番の場合は納品後クレームとなる。

つくづくアプリのデフォルトでオーバープリントは破棄するべきものだと思う。そうすれば白オーバープリントの問題も解決できる。それでも版ズレで白が出るのがどうしても嫌!というならトラッピングで処理すべきなのでは? 一度も試したことないけどTrueFlowにはIn-RIPトラッピングという機能があると云う。ただ(以下略

出力機によって結果が違う
プリントゲラと出力結果が違う。他社で出力した時と結果が違う。よく聞く話だ。Adobe純正RIPを搭載していてもRIP演算にかける前の解析・修正処理、GUI、JDF、Utility、Screening等が各社違うことを図で説明されていた。やはりと思う。APPE搭載プリンタが出ててきても出力結果が同じとは限らないと話されていた。

会社宣伝
  ・ScreenからAdobeへのレポート件数は世界中のベンダーで最多
  ・修正内容から実際の効果を知っている
  ・修正を有効にする方法を知っている
  ・国内3000台、全世界7000台からフィードバック
  ・最新ビルドはいち早く検証

個人的に一番感動したのがこの会社宣伝だった。出力の手引きWebを愛読している身にトラブル事例は非常に役立つ。しかし、、、ある意味ネガティブな話題でもある。PDFはダメ、最新アプリはダメといった印象を与えかねない。このことは同様に愛読している吉田印刷所さんのDTPサポート情報ブログについても云える。実際は生データ入稿よりこちらの環境で開くことのないPDF入稿の方がはるかにリスクは少ないのだが。。。このことが広まっていないためにPDF入稿が普及していないのでは?と思ってしまう。
懇親会でこの話をしたところ「マイナスを隠さず出すことで信頼を得る」のだそうだ。となると、、、プラスを宣伝するのはユーザーと読者しかいない。

トレンドセミナー情報でも書きましたが、もう一度、書きます。

出力の手引きWebに掲載されている内容はTrueFlow以外のRIPを使用されている方にも非常に役立つ内容なのです。

ただ、、、これを読んでいる製作者はどれだけいるでしょうか? 
TrueFlowは「データに忠実に」という意図で設計されていますが、多くの人は「見た目(ゲラ)に忠実に」です。
書かれている内容を理解できる人がどれだけいるでしょうか?
シアン20%の平網がシアン100%の網点で出来ていることを知らない人がいます。シアンの網点はシアンで出来ていると思っている人がいます。
製作者にあまりに多くのことを期待しているような気がします。

最後に「グレースケールとK」の話が質問として上がっていた。
この話は2時間かかる深い内容のようだ。自分がグレースケールで迷路に入り込んだのは、自分がバカだからのではなく難しいからなのね(´▽`)
このグレースケールとKは別物だと掲示板で何度もあがっているのだが、その詳しい説明はまだ目にしていない。シンプルだけど奥が深いグレースケール。このセミナーはどこかで開いていただきたい。

2009年12月5日土曜日

Universal Designとグレースケール変換のお勉強

賀状作成用にIllustrator CS4の体験版をダウンロード。
ついでにかねてから気になっていたことのテスト。あまりに初歩的なことなのだが。。。
UD(Universal Design)でそれなりに見えるデザインなどは所詮無理なのだから、、、という前提に立ち、まずはグレースケールモードでデザインしてから網点にあう色を選ぶという試み。色が違って見えたとしても明度は一緒のはず。ならばカッコイイデザインよりも判別しやすいデザインの見地に立てば、明度をベースとしたデザインになるのでは。
Illustrator CS4でCMYKのベタをグレースケール変換するとC=30、M=59、Y=11。合算すると100になる。
で、C+M=89、M+Y=70、C+Y=41。色の掛け合わせでも明度はベースの明度の合算となった。
足りない数値分Kを足してC+M+K=100、M+Y+K=100、C+Y+K=100にしてもリッチブラックにはならない。
ここから脇道の迷路に入り込む。

原理はRGB方式から YCrCb方式に変換してYのみを取り出すらしい。

画像をグレースケール画像へ変換してみよう!
続けてググる。
第一章 PDFをプリフライトする 
印刷工程ツール (3):[色を置換]でカラーをグレースケールに変換する
CS4でもCMY各50%をグレースケール変換するとK50%になった。
たとえば、Illustrator CS3でCMYそれぞれ「50%」濃度のオブジェクトを作成し、編集メニューの[カラー編集]から[グレースケールに変換]すると、「CMY50%」は「K50%」になります。「CMY50%」を「Japan Color 2001 Coated」でLab値をみると、明るさのL値は「55」になっていますが、「K50%」では「66」となります。つまり、CMY50%(L値55) → K50%(L値66)に変換すると、より明るく変換されてしまうのです(L値は白いとき「100」になり、黒いとき「0」になります)。しかし、Acrobatで変換すると、Lab値にいったん変換してグレースケールに変換しますので、L値をマッチングさせて変換します。「CMY50%」をAcrobat 8 Proの[出力プレビュー]で「Dot Gain 15%」を割り当ててシミュレーションすると、CMY50%(L値55) → K62%(L値55)「K62%」となります。「Japan Color 2001 Coated」の「K62%」のL値は「55」ですので、カラーの明るさを反映してグレースケールに変換していることがわかります。
 で、ピヨピヨエディット2.0デジカメ画像のグレースケール化
RGB画像をグレースケール変換するとかなりアンダー気味。そこでLab変換でLを取り出す方法が紹介されてた。今、頭混乱中。
まぁ以下を読めばプロファイルが絡んでのことだと思いますが。
なお、この方法は不思議なことにデジカメデータのみ威力を発揮します。同じCCDでとるスキャナで読み込んだ画像では、こうはなりません。デジカメで撮ったデータっていうのは、スキャニングしたデータとは違う特性があるのかな。
 とりあえず今日はここまで。

2009年11月30日月曜日

webに晒すということ

mixiやblog、Tumblr、Twitter、はてなブックマークなどwebを通しての情報収集や交流が盛んになっている今日この頃。
10年前でしたら掲示板とblogだけだったような気が。。。2000年問題を過ぎた頃から新たなwebサービスが出てきて、流れに乗ってblogやmixi、Tumblr、はてなブックマークを利用させていただいております。

blogを始めた当初(今でも)「2ちゃんねるまとめブログ」のDTP版でいわゆるコピペblogです。
ですから著作権のこととなりますと突っ込まれると弱いところがあります。
参照:読者がいたんだ(ビックリ!

インターネット時代の著作権を考える 第1回 ブログに著作権はある?
現在の日本の著作権法において、著作権は「自然権」であると考えられています。これはどういうことかというと、特許のように、自ら申請し、審査を経ることによって認められる権利ではなく、ある表現物を公表した時点で、本人の意志に関係なく自動的に与えられる権利ということです。このような考え方がこれまで違和感なく受け止められてきたのは、従来、著作権の保護対象があくまで「プロ」だったからです。
 で、DTP系のblogのコピペとなりますとDTPの「プロ」の方々のコピペなわけです。
日常の生活のペットやラーメンを語るのと違ってきます。
それでもwebに上げてあるんだから引用OKじゃんって、自分に都合よく解釈していたのであります。

blogを始める前はエディタにコピペしていたため、個人的資料でした。
ただ使い勝手が悪すぎたのです。派遣という縛りを経験すると資料は全てwebで管理した方が格段便利なのです。
で、著作権のことなのですがwebを通して無償で得たのですから無償で他の人に読んでもらうのが当然と考えてました。ここまでは引用する側の勝手な言い分です。

で、はてブやはてなアンテナのおとなりページで引用される側になったのです。
はてブの方は同じ志を持った方々ですので大歓迎です。

問題はおとなりページでした。
関連付けエンジンがどうなっているのか知りません。
blogを読んだこともないのに「おとなり指数:70%」になっているのです。
どう考えてもあかねさんの「ちくちく日記」をはじめとした他の方々の日記が上でしょ。

自分の意図しないところで他の方々を貶めることに加担しているわけです。

Tumblr、はてなブックマークを公開することは自分の趣味嗜好を晒すことでもあり、個人情報満載データを「どうぞご自由に使ってください」と言っているかのよう。怖いゎ~。でも、それを知りつつも公開します。リスクもあるけどリターンの方が大きいと感じてるから。

そんなこんなで検索に引っかからないようにblogを続けることとなりました。
検索に引っかかる設定にするのは、新blogを起こす前になると思います。

2009年11月28日土曜日

転居のお知らせ

2009年5月に転居するつもりが、DTP業界に復帰してからとの思いでズルズルと前のblogを11月まで引きずってしまいました。
気が向いた時期に新blogに移り住むと思いますが、よろしくお願いします。

今日は疲れているので軽めのご挨拶でご容赦ください。