2010年6月28日月曜日

塗り足しの理論

【DTPの勉強会 第1回】に参加して、やたら耳に残っていたのが「塗り足し」。
まぁ入稿データのチェックをしてドブまで塗り足しが伸びていないデータはよくあることなのです。
で、断裁時に白が出ないように塗り足しを伸ばすのはいいのですが、それだけでは50点。どういうことかというとこういうことなのです。

青部分がデザイナーがイメージした仕上がり。で、断裁時にズレて赤部分。
左上の絵柄がドブの塗り足しまで伸びていたとしても、右下(仕上がりから1mm)に文字があったとしたら、その部分は切れてしまうのです。実際問題、名刺の断裁で3mmズレることはほとんどありませんが、入稿データをチェックして仕上がりから1-2mmのところに文字を配置しているデータが多いのです。
「塗り足し」というのは断裁で3mmズレたとしても白が出ないようにすることなのですが、裏返して言えば仕上がりから内側に3mm食い込むこともありえるということ。

安全線=仕上がり寸法-6mm

の公式が出てきます。すみません、分かってる方はスルーしてください。

で、よくありがちなのがコレ!
緑の線が安全ラインです。

ならばこれ↓ならOK?
この場合は製本仕様によります。あじろ、無線綴じならOKなのですが、中綴じとなりますと。。。中綴じの本を開いてみれば分かるのですが、表紙と内側ページの左右寸法が違ってます。内側にいくほど寸法は短くなります。中綴じ千頁ともなりますと(以下略 
興味のある方は中綴じの本を解体して寸法を測ってください。

出力前に、よくやっていた作業がこの修正でした。紙厚によっても違いますが16ページ1折で2折目からは1mmずつ内側に食い込ませたような記憶があります。で、デザイン的にどうにもならない時は修正せずそのまま。案の定、文字が切れて店頭に並んでました。今日のネタはそんな思い出話でした。ごめんなさい。

2010年6月25日金曜日

電子書籍の購読環境と購入価格

小飼弾(@dankogai)の『弾言』『決弾』、ボイジャー理想書店でも発売!

6月末までキャンペーン価格の114円で販売

で衝動買い(^^

ふと理想書店のトップページを見ると高校3年のクラスメートの杉山茂樹くんがいましたので、日本サッカー偏差値52も追加購入。

サッカーファンなら彼の著書を読まれたことはあると思います。
んで、アチキはサッカーファンでも何でもありませんので、彼の著書「ドーハ以後」を古本屋で見つけて読んだものの、つまんなくて途中で投げ出しました。 もっとも古本屋で購入したため、彼の懐に印税は入らんわけなのですが。。。

電子本とはいえ、いくらかの印税が彼に入るのでは?と思い、購入したものの、、、なぜか読めない。必要なプラグインはダウンロードしてるのです。環境もFireFoxでダメならとIE7を試したのです。しかし、どちらもINITのカウントダウンから先に進みません。現在、問い合わせ中です。

まぁ原因は、今までいろんなものをダウンロードしてきましたので、コンフリクトを起こしているのだと思います。

さてここで問題。iPhoneを持ってないアチキはどうしたらよいのでしょう。
1. PCを初期化する
2. iPhoneを購入する
3. 購入して所定の手順を踏んでも読めないのだから
  何とかしろ! (゚Д゚)ゴルァ! とゴネる
購入したものの環境によって読めない!って問題って結構あると思うのです。理想書店さんからの返事が楽しみです^^

6/26追記:どうもこちらの問題ではなさそう。というのも0円の「小さなメディアの必要」は読める。今朝、その旨をメールにて送った。こちらでやったことといえばFlashを最新版にしたことぐらい。しかし、データはwebにあるわけだから関係ないよなぁ~。う~む。

今まで何冊か電子書籍を購入しました。電子書籍は本に比べて割安なのですが、いくらを目安に購入したかを思い出しますと、、、

350円以下です。

文庫本以下の価格でないと食指が動きません。アチキの場合、ブックオフ価格が刷り込まれているため電子書籍の比較対象はブックオフに置かれている古本になってしまいます。出版社はアチキのようなユーザーを考慮して電子書籍の価格を決めているのか疑問? 価格によってはAmazonで古本を注文した方が安い場合があるのでは? というより、クラスメートの本はAmazonで¥1であるよ~(笑 衝動買いせずにそっちにすれば良かったかな(汗

追記メモ:別窓でリンクを開くには.html"の後にtarget="_blank"入れればいいのね。

2010年6月19日土曜日

裏DTP Booster014

極度の金欠で美しいセレブ女性に体を売ってセミナー出席費用を工面しようかと考えている今日この頃。 買ってくださる方、連絡ください。
5月末からDTP Boosterが連続して行われており、26日には【DTPの勉強会 第1回】が開催されます。首都圏以外から一連のセミナーに参加されている方々、奥さんから苦情は出てませんか? 心中、お察しします。

DTP Booster011-013はUst録画で乗り切りました。014もUstかと思いきや、、、配信されません。。。失意のどん底にいたのですが、

06/19土・出版ネッツで講演
「現場から見る、電子書籍時代の出版産業」

が飛び込んできました。

ををっ! 神は我を見捨てず、このような場を用意してくださいました。早速、申し込み参加^^ 参加費:500円也。
勝手に【裏DTP Booster014】と名付けちゃいます。

自分なりに電子書籍について情報を集めていたのですが、電子書籍だけで以下のフォーマットがあります。【電子書籍】モリサワのMCBookより
で、これだけのフォーマットをどうするの?が自分にありました。

沢辺さん曰く
日本語フォーマットって騒いでいるが、何のことか分からない。

要するに沢辺さんの描いているイメージは↓のようです。
上記のような図はレジュメとして会員の方には渡されたみたいでしたが、当日の一般参加のアチキにはありませんでした。

クラウド側でViewerに合わせてデータを配信するというものです。
電子書籍は大きく分けてテキスト中心のものと画像のものがあります。
で、フォーマットの違いはタグの記述方法の違いにすぎない。
クラウド側で自動的に書き換えれば、各Viewerに合わせた配信は可能。


なるほど。。。この辺りの未来思考はDTP初期に通じるものがあるな。あの頃は従来システムと比べて「あれができない、これができない」という意見があったが、それらは解決されていった。未来を観ることができずに従来のシステムを導入した写植屋は消えていった。

沢辺さんのいう出版の定義
文字・画像など→選別して→知識・情報として→複数の人に発信
選別・・・ここを誰が担うのか
・コンピュータが勝手にやる(wikipedia)
・やっぱり人間がやる(はてなブックマーク等)
選別を裏づけしてくれる権威は相変わらずネットで必要

以下はメモ書き
著作権とは別問題としてDRM絡みの問題点をあげられてました。個人的に深く同意。
現状は紙の印刷物の副産物として電子書籍があるから安くできるが、電子書籍だけとなると印刷物を作るにかかわる工程が乗ってくるので安くはできない。
広告を書籍、文庫に入れられるようになる。
書店、取次ぎは潰れる。版元は半分潰れる。


で、気になる電子書籍の売り上げは、、、2ケタだということ。とはいえ、
やってみなさい。やればやる前とやった後で考え方は変わってきます。
とのことです。

2010年6月17日木曜日

トレンドセミナー2010

16日13:00~のトレンドセミナー2010に行ってきやした。
いずれあかねさんが気合を入れて詳しいレポートをUPしてくれると思いますので、あかねさんの過去日記を引用しつつ感想をば。

ver.7から恐怖の白オーバープリントはRIP側で解決してくれるのか
注:「のか」と記したのは肝心のところを別なことをして聞き逃してしまったから(^^;

前回までのセミナーの方向性は「データ通りに出す」ということでした。
(参照:セミナーの感想あれからもう4年が経ったのか。。。

で、この「データ通りに出す」ということに関して時代に逆行してるんじゃないかとずっと思っていたのです。

というのも昔から出力に携わっていた方は理解されると思うのですが、Level2後期にIn-Ripセパレーションが搭載されてから、ぐっと再出力の機会が減ってきました。ヘタレデータをRIP側で強制的に修正して出力してくれたからです。
ヘタレデータ今も昔も変わりません。で、修正と再出力の費用をいただいているのかというと(以下略
結局、力関係なのです。。。

話しを戻して、、、資料を自分なりに分かりやすくCurrent OverprintをPDF時代のオーバープリント、Conventional OverprintをPS時代のオーバープリントに書き換えてUPすると

が、ver.7から↓になるのです。

このような白ノセ指定はできない」を色文字にしました。聞き逃して残念至極なのですが、これってあかねさんの「DeviceNで白のオーバープリント」にある
どうやら、QuarkXpress8はアプリケーション側で「白のオブジェクトにオーバープリントされてても、それは白のまま出す」っていう処理をやっちゃうみたい。白のオーバープリントなんてありえない!という安全装置がついてるようですよ。
と自分なりに都合よく解釈したのですが、どうなのでしょう? いずれにせよ、いつもの通り内容が濃すぎるためアチキの頭では1回参加しただけでは理解できません。あかねさんのレポートと次のセミナーに参加して理解しようと思ってます。

で、レイアウトアプリで乗算ができるようになってからオーバープリントって必要ね~じゃん!と常々思っていたのですが、Adobeはいつまでこのオーバープリント機能を搭載するのでしょうか? 乗算とオーバープリントの挙動の違いは分かります。オーバープリントでなければならない事例というのが思い浮かばないんです。
岩本さんの話しが15分延びたため、休憩がなくなりました。責任とってどこかで「オーバープリント」でなければならない事例を説明してもらえると嬉しのココロ。

セミナー参加を終えてから「仕事でメモを取るなら、内容はこの3つで十分!」を読みました。
これも講師経験からくるものだが、受講生はとにかく「理解したこと」をメモしがちだ。

しかし、その事柄は既に理解しているんだから、メモの価値はないのだ。

本当に重要なのは、話し手が「理解させたいこと」である。

無駄なメモをとって肝心な所を聞き逃したことをつくづく後悔!
追記:Ustに流して録画がダウンロードできれば後悔することもないんだよな。。。と、つぶやく。

2010年6月14日月曜日

Special Thanks

組む。 - InDesignでつくる、美しい文字組版
をまだ読んでないのにblogに書くのもいかがなものかな、と思うのでありますが。。。

[book][dtp]とても残念なお知らせ。 (遠近法ノート)
を読んで、とても残念な気分になったので少し。

まぁ、この件に関してはあさうすさんが
中庸たる知識と、そして経験で判断しよう (実験る~む)
でも書かれていますが。。。

n-yujiさん曰く「どなたにもおすすめできない本」にSpecial Thanksで勝手に名前が使われたということに抗議しているのですが、これってアチキのように自分のための覚え書きとして無断引用でblogにコピペしている身にとって非常に ((((;゚Д゚)))ガクブルなんです。blogが書けなくなるんです。コピペに付随した表現の自由が奪われるんです(←大袈裟

文字組みに一家言を持っている方にとっては納得のいかない本なのかも知れません。
しかし、自分としてはこの本はInDesign2.0が出る頃までには出して欲しかった本だと思っています。

というのも、もじもじカフェで前田利昭さんが発言されてましたが
InDesignは文字組み設定の種類が多い。どういじってどう直してよいか分からない場合がある→ロジックを立てることで解決。道具が成熟していないからプロとしての組版が成り立つ。
結局、ここなんです。今の今まで、これがなかったんです。否、なかったというより広まっていなかったんですね。

自分が最初に知った設定ファイルはInDesign用「新潮社の文字組設定」でした。
個人的にはしっくりこなかったため使いませんでしたが、入稿データで使っているところはありませんでした。

で、n-yujiさんが
僕が勝手に考える理想の(というか妥当な)InDesign文字組版。
でバッサリとまとめ上げ、まさに目からウロコ。
ここにn-yujiさんのロジックがあります。

しかし、誰もがロジックを持って文字組みをしているわけではありません。
そのことは派遣時代に下版前の赤字修正をやっていた自分が知っています。
文字組みまで責任を持つデザイナーは皆無に近い状態。編集者でさえ(以下略

そして
何も足さない、引かない
は紺野さんのロジックです。

自己完結型デザイナーのn-yujiさんと分業システムの印刷会社に身を置く紺野さんの立場の違いを感じます。

セミナーの中で触れられていましたが、「段落コンポーザ」と「単数行コンポーザ」。
自己完結であればどちらでもかまわないんです。ただ編集部と印刷会社のやりとりをする場合、「段落コンポーザ」だと思わぬ行の増減が発生する。だから「単数行コンポーザ」を使用する。美しいかどうかは別問題としてこれはこれでロジックです。

派遣時代、某大手印刷会社系列の製版会社で下版前の赤字修正をやってました。
初校出しの後、赤字てんこ盛りを直し、下版です。
コスト削減の名のもと昔のように再校が出せる時代ではなくなってます。
力あるデザイナー、編集者であればそれも可能でしょうが、コスト削減のもと経験の浅い安価なデザイナー、編集者が使われているのが現実です。

ではどう解決するか。そこでロジックですよ、奥さん!となるわけです。

立場が違えば生み出されるロジックも違うのは当然。
たとえそれが不完全であったとしてもない状態よりよっぽどいい。

紺野さんはn-yujiさんのロジックに敬意を表されたのではないでしょうか。
(うん、本が手許に届くのが楽しみだ^^)

2010年6月10日木曜日

DTP Booster 011-013のUst感想

Ustから録画をダウンロードしてセミナー聴講させていただきました。
感想をば少し。。。

DTP Booster 011 Ust評価:星5つ、視聴者数726
星が付くという高い評価なのにblogに取り上げている人がいないとは。。。
デザイナーはblogを書かんのか?

で、31:15過ぎに凄い発言が。。。
グラフツールで表を作成して、それを複製して値だけ替えて使いたいですよね。2つ以上作ると必ずフリーズして二度と開かなくなりますから、それは使わないでいてもらいたいですね。CS3頃からそうです。
古い環境(ver8-10)で使用していたから、それは知らなかった。。。怖~

セミナー内容は
・マンガの集中線を描く(22:00~)
・バックグランドイメージをつくる(32:00~)
・幻想的な光を表現する(43:00~)
 個人的メモ:fxは効果意味。CS4からアピアランスで塗りと線の上下が移動できる。
・ロック風な飾りフレームをつくる(57:50~)

合間と終わりにCS5の宣伝が盛り込まれてますww

CS5の特長3点(48:00~)の紹介
1. コマンド+クリックで背面オブジェクトを選択
2. 選択ツールのままでパス連結が可能
3. 2バイトでの数値入力が可能に




DTP Booster 012 Ust評価:まだなし、視聴者数741
↑こいつがダウンロードできなくて一日中、格闘してました。未だにダウンロードできてません。こちらの問題ではないと思います。何とかしてください(涙

二大印刷会社の一方の雄、凸版印刷の紺野さんが

何も足さない、引かない

でセミナー講師をされたことは非常に大きな意味を持っています。
デザイナーが各々独自の美的センス(そもそもあるのかどうか疑わしい)で組んでいた文字組みにデフェクトスタンダードが与えられたということです。
ようやく今になっての感はありますが、凸版印刷さんの仕事を請けるデザイナーは金科玉条として受け取っていいと思います。
と、ここまで書いて気づいた。ダウンロードできないのは

組む。 - InDesignでつくる、美しい文字組版

を購入してもらうためなのだろう。 はい、買わせていただきます。。。
セミナー内容はmgさんがevent_DTP Booster 012にいってきました編に書かれています。

で、InDesign誕生10周年なのですが、10年の間にCS5まで含めますと7つのバージョンが出ています。平成に入り16人の首相が替わり「これでまともな政治をやれというのが無理」と、どこぞに揶揄されていましたが、Adobe製品も頻繁にバージョンアップを重ねると「これでまともなデザイン、組版をやれというのが無理」となりますよねぇ~。ましてMacの場合、対応OS、使用フォントの制限もあるのですから、と言ってみる。




DTP Booster 013 Ust評価:まだなし、視聴者数382
Ustばかりでなく、blogにも詳しく書かれていて垂涎ものです。

DTP Booster 13のお題(解答編)
・そのリンク先:InDesign_エラー処理について考えてみる
・その応答:InDesign_ エラー処理について考えてみるへのコメント
DTP Booster 013の予習:スクリプト作成過程を実況してみた

んっ? FujisanサービスとDTP Booster013にもチラっと書いたな(汗

で、このお題、InDesignという指定がなかったためIllustratorで考えていたんです。いゃ、どうせ動作しないと思うのですけど。。。
古旗PDF本の05基本編p248の「ファイルを PDF として保存する」と06応用編p105の「フォルダ内の全ての EPS ファイルを PDF 形式で保存しなおす」をゴニョゴニョすれば、できるのでは?と思った次第です。
で、Illustrator版にPDF保存のスクリプトがあるのですからInDesign版にもあるのでは?と確認したら、ないんですねぇ~。いゃ、あったらお題になるわけないのですが(^^;A 大汗

入門者にとって試行錯誤の過程が非常~にタメになりました。
そしてmgさんのInDesign_エラー処理について考えてみるにエラー処理をしないスクリプトとエラー処理するをするスクリプトが書かれています。これって入門者にとって非常に嬉しいんです。
というのも、スクリプターの書かれたスクリプトを四苦八苦してなんとか読み解こうとするのですが、エラー処理の文が多いと、行数の多さでギブアップ。それでも挑戦してると一体どこにいるかが分からなくなってくるのです。ホント
スクリプトを書かれる方はエラー処理のないスクリプトとエラー処理のあるスクリプトの2種類を書いて欲しい
と思うのであります。
最近、スクリプトの勉強を投げ出して電子書籍ことばかり調べていたのですが、再び火が付きました。
だからBoosterなんだろうね。

DTP Booster 014は参加できませんが、自分なりにこれまで調べて、PDFをあえてepubにする意義をさほど感じられないといったところです。まぁ確かにxmlベースにすれば表示は速くなりますが。。。

3倍早くなるためのDTP講座さんのお題

3倍早くなるためのDTP講座さんで赤字Quest3のお題が出されてました。
多分、ライブカラーを使った新機能での解決だとあたりをつけ検索。
ちなみにライブカラーなるものは仕事で一度も使ったことがありません。

Illustrator CS4までのおいしい新機能活用講座

が正解なんじゃないですかね。
すべてのオブジェクトを選択し、[編集メニュー]→[カラー編集]→[オブジェクトの再配色]を選択して色変更。

A long long ago...2色君なるものを使ってました。
その後、サンプラスさんがえでぃとはうすに紹介されたやり方(色の変更)でPDFにしてました。
ただこのやり方ですと墨色の変更が出来ないというのと、
16.保存が終わったら、必ず「キャンセル」すること。
   「保存」してしまうと、普通のCMYK画像の色が変わって
   しまう。
の注意点がありやした。実際、保存したために危ない目に遭ったことがあります。ライブカラーを使うと墨色の変更もできるのが嬉しい。
(参考:Illustrator(イラストレーター)CS3(7)-ライブカラー第3回

今日は続けてblogをUPする予定です。

2010年6月3日木曜日

FujisanサービスとDTP Booster013

Wassr
プリバリ印が「雑誌タダ読み」サービスで全部読める。 雑誌を購入してない会社にいる人は読んで見るべし。 http://www.fujisan.co.jp/tadayomi
を流したけど、メンバーが19人しかいないね。ひょっとしたらこの過疎blogの読者の方が多いのかも?と思い転載。

ここ数日の動きを見ると
ソフトバンクがiPad向け電子出版サービス、450円で31コンテンツを見放題
すげぇー、と思っていたのですが、、、

実情は
「iPadで雑誌見放題」は紙への誘導目的の「チラ見せ」=コンテンツ不在は変わらず【湯川】
だと知り |||||(;´Д`)|||||  チラ見で嬉しいのは階段下で昇っていく可愛いおにゃの子のミニスカを眺める時だけなんです。

そんな中に飛び込んできたのが
当社関連会社・株式会社富士山マガジンサービス、雑誌を無料で読める「雑誌タダ読み」サービスを200誌で開始

早速、クリックしたら「プリバリ印」があってビックリ! 一冊1,890円と結構なお値段します。はい、丸ごと一冊読みました(目は疲れたけど)。

感じるのは電子出版と騒がれてるけど、どこも売り方が分からず試行錯誤というか暗中模索している感じ。
iPad検索で電子書籍なのかもしれないに書きましたけど、電子出版はバラ売りにしてこそ効果を発揮するのだと思います。特に雑誌などはそう。特集記事のバラ売り、連載記事のバラ売り。それらをニュースサイト、SNS、blog、Twitterなどを通しての関連づけだと思ってます。

当然、バラ売りですから紙面構成も変わってきます。広告は各ページに入れなくてはなりません。大手新聞社でさえ広告収入が収入の半分を占めているのですから、広告ナシで雑誌・新聞は刊行できません。メディア不況は人々が媒体を買わなくなったというより、広告が集まらなくなったから。と、勝手に分析してます。

でも「プリバリ印」はず~っとタダ読みサービスで読める状態にして欲しい^^
 
バラ売りしても一般の人は買いませんから~! 残念!


で、昨日はDTP Booster013
急に休みになったので行こうと思ったのですが、お金がない。。。orz
親父が亡くなった後、地元に行ったり来たりしてましたから(^^;A

Ustreamでリアルタイムに観たかったのですが、下り8メガの環境では無理! 夜中に録画をダウンロードしました。録画を観ながらこのblogを書いてます。いい時代になったなぁ~(しみじみ)。
最新版のRealPlayerを入れたにもかかわらず、ビデオのダウンロードの最後に「プラグインがありません」というエラーが表示されたけど、今のところ問題なし。
こりゃBooster012、011の録画だけでなく他もダウンロードして観る価値は十分あるな。

とにかく濃~い内容でした。
たけうちさんの試行錯誤過程はホントためになります。
またたけうちさんの出したお題に対して、kanemuさんdiary NET. 1mgさんがblogで応えてくれ、お~まちさんまでもが参加してくれたのが嬉しのココロ。

ホント、いい時代を生きているなぁ~。

2010年6月1日火曜日

iPad検索で電子書籍なのかもしれない

自分の「はてブ」を眺めたら「電子書籍」のタグを多く付けていた。
去年の秋からKindleだのiPadだの、やれ黒船だのと五月蝿いが、自分もそれに煽られてT-TimeやAdobe Digital Editionsで電子書籍なるものをいくつか読んでみた。正直、なんで?が正直な感想。
電子書籍を「書籍」として扱うのは変な気がするなあ。ePubの中身みてるとあれはローカルに置かれたWebだと思う。
なんてRTが流れてきて、禿同。Webでいいじゃん♪と思っていたのです。

が、、、シリーズ「LAトーク」(1):iPadの読み方
6月にはGoogleもオンラインショップを始めて、これでWebビジネスのビッグスリー(Google、アマゾン、アップル)が、数年前には誰も関心を持たなかった出版ビジネスに出揃うわけですが、こんな構造不況業種になんで成長至上主義の企業がひしめくことになったのか、理解できない人は多いのではないでしょうか。
の一文で、自分が現象のみに囚われていたことに気付かされた。著者の分析は難しく書かれていて読んで理解できない部分が多々あるので、自分なりに

こんな構造不況業種になんで成長至上主義の企業がひしめくことになったのか

を考えると、やはり検索を本の中にまで切り込んだからじゃないでしょうか。

Readerで巡回していて(おっ、この本、面白そっ!)と思い、クリックするとそこに出てくるのはAmazon書籍。まぁ注文してもいいんですけどね(^^; 

以前の話になりますが
第1回 日本のそれぞれの町に、それぞれの「坂の上の雲」がある
の対談で紹介された本すべてをクリックし、注文したい衝動にかられたことがありました。でも注文しなかった。というのも本が届く頃には熱が冷めてしまうというのも過去あったし、何よりも自分が読みたいのはその本全体ではなく、対談で引き合いに出された部分だったから。

webの情報は薄っぺらで役に立たない

といった意見を聞くことがあります。身近でその発言をする人はwebではなく専門書から知識を吸収してます。しかしweb検索で専門書に辿り着き、即座に読めるとしたら彼はwebにどっぷり浸かるんじゃないかな。

リファレンスマニュアル(PDF)本についてアレコレ
で書きましたが、古旗PDF本に最初出合った時の感動は忘れられません。読みたいと思った瞬間に読めることができたのですから。
ただ慣れてないだけなのでしょうか、理解できないからなのでしょうか、全体がいまだに俯瞰できません。

そしてこのPDF本はバラ売りしてこそ電子書籍としての存在意義がある!と、勝手に断言。
全体を俯瞰したい人は書籍とPDF本。必要なScriptのみを欲している人にはバラ売り。

話しは変わって第21回「日本語の文字と組版を考える会を振り返る」
の参加希望者に配布されました名著「組みNOW」のScanSnap PDF本を今頃読み始めてます。

面白い!

大掛かりなことはせずとも、まずは絶版本のScanSnapから始めてもらいたいと心底願う。DTP関係の絶版本だけでも結構な数あると思います。


業界に身を置いていた時は残業に次ぐ残業で擦り切れ、ろくに勉強もしていなかった自分が、業界を弾き出されてから勉強してるのも皮肉。ちなみに今日も職安にて断られた。応募することさえできない。不況が原因なのか、それとも原因はやはり自分なのか。まぁとにかくマイペースで自分に合わなかったということで。