2010年9月19日日曜日

学参書体

17日休みの日にPCの前に座っていたらTLで学参書体の話が流れてきた。
学参書体の名前は知っているが仕事で一度も使ったことがない。
というか仕事先に学参書体そのものがないところがほとんどだった。

以下はtogetter
学参書体、どうして使うの?
引き続き、「学参書体」の話をしよう。

で、頭に浮かんだのが
読みやすさと理解は相反?
:電子書籍への提言

つまり、認識しやすい文章、決まり文句がたくさんある段落などを読むときには、われわれは腹側皮質視覚路という高速道路に依存している。結果として、読む努力が不要で、簡単になる。ページにある単語そのものについて考える必要はない。
しかし、読むときのルートはもうひとつある。つまり、背側皮質視覚路と呼ばれるルートは、読んでいる文章に意識的に注意を向けなければならないとき、たとえば単語の意味が曖昧だとか、従属節がわかりづらい、筆跡が読みにくいといった場合に、働きが活発になる。
 (略)
そこで電子書籍に希望することなのだが、読むことを「難しく」する機能が欲しいと思う。例えば、フォントをわざと変えたり、画面のコントラストを下げたり、白黒を反転させたりといった機能だ。
視覚的に読みづらくすれば、読むスピードは確実に遅くなるだろう。しかし、それこそが重要なのだ。そうすれば、われわれは腹側皮質視覚路への依存度を弱め、文章を無意識に読み飛ばしにくくなるだろう。

togetterでこれだけ話題になり、不二家、ユニクロの広告に学参書体を使用したデザイナーは「わが意を得たり」とほくそえんでいるかも知れません。
学参書体ではなく、よく使われる(目に慣れた)書体が使われていたら素通りしてしまった広告なのかも?

で、アチキもこれに似た経験をしたばかりなので。。。
目に慣れた書体ですと読み飛ばしてしまうことが間々あるんですね~。
ググって疑問を解決した後に読み直してみたら、しっかりと書かれていたりとか。。。
一読して理解した気になっても理解してないんです。
そんなわけでマニュアルや手引書は何度も読み直す必要が出てきます。

ついでに思い出したのが、むか~し週刊誌の通販広告を手がけていたことがあります。で、よく言われたのが

「下品に作ってくれ!」

下品だと良く売れるんだそうです。
上品な広告ですと読者の目にとまらず売れないとのこと。
下品に作れば作るほど喜ばれる。。。皮肉ですね^^

まぁ今回の広告はさすがに全国紙で名の売れたメーカー広告なので、タカハンドのように遊びゴコロのある書体ではなく、学参に落ち着いたという感じなのでしょうかね。

デザインで意図的に崩すことがありますが、意味あることなんだな。

0 件のコメント: