2010年6月1日火曜日

iPad検索で電子書籍なのかもしれない

自分の「はてブ」を眺めたら「電子書籍」のタグを多く付けていた。
去年の秋からKindleだのiPadだの、やれ黒船だのと五月蝿いが、自分もそれに煽られてT-TimeやAdobe Digital Editionsで電子書籍なるものをいくつか読んでみた。正直、なんで?が正直な感想。
電子書籍を「書籍」として扱うのは変な気がするなあ。ePubの中身みてるとあれはローカルに置かれたWebだと思う。
なんてRTが流れてきて、禿同。Webでいいじゃん♪と思っていたのです。

が、、、シリーズ「LAトーク」(1):iPadの読み方
6月にはGoogleもオンラインショップを始めて、これでWebビジネスのビッグスリー(Google、アマゾン、アップル)が、数年前には誰も関心を持たなかった出版ビジネスに出揃うわけですが、こんな構造不況業種になんで成長至上主義の企業がひしめくことになったのか、理解できない人は多いのではないでしょうか。
の一文で、自分が現象のみに囚われていたことに気付かされた。著者の分析は難しく書かれていて読んで理解できない部分が多々あるので、自分なりに

こんな構造不況業種になんで成長至上主義の企業がひしめくことになったのか

を考えると、やはり検索を本の中にまで切り込んだからじゃないでしょうか。

Readerで巡回していて(おっ、この本、面白そっ!)と思い、クリックするとそこに出てくるのはAmazon書籍。まぁ注文してもいいんですけどね(^^; 

以前の話になりますが
第1回 日本のそれぞれの町に、それぞれの「坂の上の雲」がある
の対談で紹介された本すべてをクリックし、注文したい衝動にかられたことがありました。でも注文しなかった。というのも本が届く頃には熱が冷めてしまうというのも過去あったし、何よりも自分が読みたいのはその本全体ではなく、対談で引き合いに出された部分だったから。

webの情報は薄っぺらで役に立たない

といった意見を聞くことがあります。身近でその発言をする人はwebではなく専門書から知識を吸収してます。しかしweb検索で専門書に辿り着き、即座に読めるとしたら彼はwebにどっぷり浸かるんじゃないかな。

リファレンスマニュアル(PDF)本についてアレコレ
で書きましたが、古旗PDF本に最初出合った時の感動は忘れられません。読みたいと思った瞬間に読めることができたのですから。
ただ慣れてないだけなのでしょうか、理解できないからなのでしょうか、全体がいまだに俯瞰できません。

そしてこのPDF本はバラ売りしてこそ電子書籍としての存在意義がある!と、勝手に断言。
全体を俯瞰したい人は書籍とPDF本。必要なScriptのみを欲している人にはバラ売り。

話しは変わって第21回「日本語の文字と組版を考える会を振り返る」
の参加希望者に配布されました名著「組みNOW」のScanSnap PDF本を今頃読み始めてます。

面白い!

大掛かりなことはせずとも、まずは絶版本のScanSnapから始めてもらいたいと心底願う。DTP関係の絶版本だけでも結構な数あると思います。


業界に身を置いていた時は残業に次ぐ残業で擦り切れ、ろくに勉強もしていなかった自分が、業界を弾き出されてから勉強してるのも皮肉。ちなみに今日も職安にて断られた。応募することさえできない。不況が原因なのか、それとも原因はやはり自分なのか。まぁとにかくマイペースで自分に合わなかったということで。

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