をまだ読んでないのにblogに書くのもいかがなものかな、と思うのでありますが。。。
[book][dtp]とても残念なお知らせ。 (遠近法ノート)
を読んで、とても残念な気分になったので少し。
まぁ、この件に関してはあさうすさんが
中庸たる知識と、そして経験で判断しよう (実験る~む)
でも書かれていますが。。。
n-yujiさん曰く「どなたにもおすすめできない本」にSpecial Thanksで勝手に名前が使われたということに抗議しているのですが、これってアチキのように自分のための覚え書きとして無断引用でblogにコピペしている身にとって非常に ((((;゚Д゚)))ガクブルなんです。blogが書けなくなるんです。コピペに付随した表現の自由が奪われるんです(←大袈裟
文字組みに一家言を持っている方にとっては納得のいかない本なのかも知れません。
しかし、自分としてはこの本はInDesign2.0が出る頃までには出して欲しかった本だと思っています。
というのも、もじもじカフェで前田利昭さんが発言されてましたが
InDesignは文字組み設定の種類が多い。どういじってどう直してよいか分からない場合がある→ロジックを立てることで解決。道具が成熟していないからプロとしての組版が成り立つ。結局、ここなんです。今の今まで、これがなかったんです。否、なかったというより広まっていなかったんですね。
自分が最初に知った設定ファイルはInDesign用「新潮社の文字組設定」でした。
個人的にはしっくりこなかったため使いませんでしたが、入稿データで使っているところはありませんでした。
で、n-yujiさんが
僕が勝手に考える理想の(というか妥当な)InDesign文字組版。
でバッサリとまとめ上げ、まさに目からウロコ。
ここにn-yujiさんのロジックがあります。
しかし、誰もがロジックを持って文字組みをしているわけではありません。
そのことは派遣時代に下版前の赤字修正をやっていた自分が知っています。
文字組みまで責任を持つデザイナーは皆無に近い状態。編集者でさえ(以下略
そして
何も足さない、引かない
は紺野さんのロジックです。
自己完結型デザイナーのn-yujiさんと分業システムの印刷会社に身を置く紺野さんの立場の違いを感じます。
セミナーの中で触れられていましたが、「段落コンポーザ」と「単数行コンポーザ」。
自己完結であればどちらでもかまわないんです。ただ編集部と印刷会社のやりとりをする場合、「段落コンポーザ」だと思わぬ行の増減が発生する。だから「単数行コンポーザ」を使用する。美しいかどうかは別問題としてこれはこれでロジックです。
派遣時代、某大手印刷会社系列の製版会社で下版前の赤字修正をやってました。
初校出しの後、赤字てんこ盛りを直し、下版です。
コスト削減の名のもと昔のように再校が出せる時代ではなくなってます。
力あるデザイナー、編集者であればそれも可能でしょうが、コスト削減のもと経験の浅い安価なデザイナー、編集者が使われているのが現実です。
ではどう解決するか。そこでロジックですよ、奥さん!となるわけです。
立場が違えば生み出されるロジックも違うのは当然。
たとえそれが不完全であったとしてもない状態よりよっぽどいい。
紺野さんはn-yujiさんのロジックに敬意を表されたのではないでしょうか。
(うん、本が手許に届くのが楽しみだ^^)
2 件のコメント:
引用は引用であり「無断引用」などというものは存在しません。「無断使用」というものはありますが。
届いた本をご覧になれば了解されることもあるかもしれません。僕はわざとそれに触れない書き方をしていますよ。
げっ、ご本人からコメントが(大汗
本が届きました。これから読ませていただきます。スクリーンさんのセミナーメモも上げなきゃいかんし、今日は忙しくなりそうだな。
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