2010年10月28日木曜日

オリジナルの調査報告だったのか

+DTP03にあかねさんが記した「フォント環境のトラブルをシューティング」がある。
同じ内容を「DTPの勉強部屋 第2回」で話された。

話の中身に各フォントフォルダの読み込み優先順位のリストがある。
冊子を読んだ当初はAppleが出している資料を引用しているのだろうと思った。
勉強会の後もそう思っていた。

しばらくしてから(ひょっとして、、、あかねさんの調査結果なのか?)という疑問が湧いてきてググる。

The Mac OS X Font Manegerにはこう記されている。

フォントが重複する場合は、標準ドメインに定義されている優先順位の高い順に処理します。表1にその順序を降順で示します。
~/Library/Fonts(ユーザ)
User は、システムにログインしたユーザ専用のドメインであり、ユーザのホームディレクトリに対応しています。これは、ブートボリュームまたはネットワークのどちらかに存在します。このドメインの内容に関する管理は全てユーザが行います。

/Library/Fonts(ローカル)
Local は、このコンピュータを使用するすべてのユーザが共用するフォント用のドメインであり、オペレーティングシステムからみて必須ではありません。このドメインでは、システムアドミニストレータの権限を持つユーザでなければ、項目の追加、削除、変更をすることができません。また、このドメインは、アプリケーション間で共用されるフォントの定義域として使用することを推奨します。

/Network/Library/Fonts(ネットワーク)
Network は、ローカルエリアネットワークを使用するすべてのユーザが共有するフォント用のドメインです。このドメインの内容は、通常はネットワークファイルサーバに存在するものであり、ネットワークアドミニストレータが管理します。

/System/Library/Fonts(システム)
System ドメインには、オペレーティングシステムの起動時に必要なデフォルトフォントが格納されています。このドメインの内容を変更することはできません。

[Classic System Folder]/Fonts(Classic)
Classicのシステムフォルダ内の フォント フォルダは、すべてのフォントディレクトリの中で最も優先順位の低いドメインであり、Classic 互換環境が動作していなくてもオペレーティングシステムに登録されます。ただし、Classic互換環境で実行するアプリケーションにこの逆は当てはまらないので、Classic System フォルダの Fonts フォルダ以外のドメインは一切使用できないという点に注意してください。

表1 フォントディレクトリおよび標準ドメイン

あかねさんオリジナルの調査報告でしたね。。。気づいてぞっとした。



ほとんど触ることがなかったとはいえ、OS-XでFontフォルダが複数あるのを見て「優先順位」の疑問が浮かばなかったことが怖い。雑誌や掲示板の情報に盲目的に従っていた自分がいた。これは怖い。

あのセミナーでその怖さを伝えていたのだろうかと思う。

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